この本を読み終えた。
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2012/06/22
- メディア: 文庫
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きっかけ
読書感想文と聞くと、頭の中が非常にモヤモヤする。
- 何を書けば良いのかわからない。
- そもそも内容を覚えていない。
学生時代、宿題として感想文の提出を求められた時は、必ず、どう書くべきか思い悩んでいた。
結局のところ本の内容を「時系列」に並べていって、「~と思いました」と記述するパターンで締めていたように思う。
なぜ今頃、この本を読んだのか?
それは、先月設定した読書テーマが「読書に関する読書」であり、その他、関連する書籍において 自分の中で読むべきだと評価できたからである。
- 評価ポイントは以下のとおり
- 齋藤孝さんの本であること
- 内容が易しいこと(たまには小、中学生向けの本を読んでみたいと思っていた)
- 値段がお手頃であったこと(Amazonの中古本 103円)
読書メモ
書き出しについて
- 自分がいちばん疑問に思ったところから「なぜ?」と切り込んでいく
- 自分がグッときたセリフを引用する
- 自分と主人公の対比をする
- 最初の印象から入る
- 自分の話から始める
- ポイント:「先を読みたくなる文章、書き出しにすること」
着地点を決める
- 最初の印象と読後の印象の変化
- 冒頭に問いを立て、最後にその答えを書く
- 自分自身への影響を書く
キーワードで勝負
- 視点を変えたキーワードを立てる
読書感想文の評価ポイント
- 自分がいいと思ったところだけでなく、その本の大事なところをつかんでいる
- 社会に対して問題意識を持っている
- その問題意識と自分自身の体験とをきちんとからめて書いてある
書籍内で紹介されていたもの
多くの本が紹介されていた。読書感想文の「課題図書」に指定されていたものらしい。
今後は、これらの本のIN/OUTを試みる予定である。
- カント「永遠平和のために」
- サン=テグジュペリ「人間の土地」
- 鈴木孝雄「ことばと文化」
- ソポクレス「オイディプス王」
- 太宰治「斜陽」
- ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」
- 天童荒太「包帯クラブ」
- 中原中也「(大岡昇平編)中原中也詩集」
- 灰谷健次郎「兎の眼」
- 村井吉敬「エビと日本人Ⅱ -暮らしのなかのグローバル化-」
- 佐渡裕「僕はいかにして指揮者になったのか」
- 神館和典「上原ひろみ サマーレインの彼方」
- 陳昌ヒョン(チンチャンヒョン)「海峡わたるバイオリン」
- ジュール・ヴェンヌ(海底二万海里)
- H・G・ウェルズ(タイムマシン)
- ル=グウィン(ゲド戦記)
- トマス・ブルフィンチ(完訳 ギリシア・ローマ神話)