タイトルのとおり、突然Windowsでフリーズが発生するようになり、困っていました。 特にメモリが故障しているわけではなく、SATAケーブル系も問題ないという状況で 色々と調査し対応を行ったので、備忘録として記載いたします。
2014年12月頃、ハードディスクからSSD(Crucial製)への換装を行いました。 rinnegrid.hatenablog.com
それ以降、Windows10へのアップデート等を経て問題なく使えていたのですが… 2週間ほど前から、突然頻繁にフリーズが発生するようになりました。
具体的な症状
- 起動して一定時間経過すると、突然フリーズする
- スタートメニューやデスクトップ、各アプリがクリックできない
- Ctrl + Alt + Deleteを押しても、タスクマネージャが開かない(強制終了するしかない)
- 強制終了&起動後、イベントビューアを確認しても、特にエラー・警告は発生していない。
問題の原因
SSDのファームウェアが最新状態でない場合、このような現象が発生するようです。
下記のURLを参照すると、同じような症状の方が解決されたとのことで書き込みをされていました。
もしcrucial製のSSDである場合には 稼動開始から5184時間経過するとSSDのファームウェアが 悪さを引き起こす「5184時間問題」である可能性が高いです。
SSDの使用時間をCrystalDiskInfoで調べてみると、すでに大幅に超過していました。
(※画像はファームウェア更新後に取得したものなので、すでにMU02になっています)
対応内容
[1] Crucialのサポートページから、 自分の持っているSSDを探しCrucial Storage Executiveをダウンロード
(私はWindows10 Proの64bitを利用しているので、「download-64bit」を選択しました)
[2] Crucial Storage Executiveのインストール
[3] Crucial Storage Executiveの起動(アプリケーションが開くまで少し時間がかかります)
[4] 左側のメニューより、ファームウェアの更新を選択
[5] ファームウェアのライブ更新の実行にチェックをつけ、「ファームウェア更新をクリック」
※チェックをつけない場合は、再起動後にファームウェアの更新処理が始まることになります。 しかし、私の環境だと、「Booting the kernel」というメッセージが表示されて以降、全く処理が進まないような状態になりました。 5のように、ライブ更新を実施すると、正常に更新ができました。
[6] ファームウェアの更新完了を待つ(1分もかかりませんでした)
私はこの後、念のため再起動しました
対応後
まだ対応して2時間程度しか経っていませんが、今のところはフリーズは起きていません。 これで集中して作業ができそうです。
何か問題が発生したら追記しようと思います。
その他
ファームウェアの更新には下記2つの方法がある。
- アプリケーション(Crucial Storage Executive)を利用し更新
- 更新用のisoイメージをCD/DVDに書き込んでからブートし更新
- isoイメージにはLinuxが入っている模様(ISOLINUX)
まず、2点目の方法での更新を試みたものの「Booting the kernel」の表示以降 全く進まない状況になってしまった。
書き込み済みのCDをVirtualBoxの光学ドライブで指定し、 読み込んで実行したところ、一瞬で次の画面に移動することができた。(Micron Storage Executive等が表示されている画面)
なぜMU02のファームウェアのisolinuxが、自分の環境(物理)だとがうまくカーネルを見つけられなかったのか。 また、仮想環境だと(おそらく)適切に動いたのかは不明。
…と書いている途中で、BIOSの問題っぽい気がしてきた。 「APIC interrupt routing」をEnableにしなければいけないといった記事を見つけた。
http://otn.oracle.co.jp/forum/thread.jspa?messageID=35023906