- 作者: 樋口裕一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2015/01/16
- メディア: Kindle版
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印象に残った部分、ラインを引いた部分についてメモを残し、 感じたことを記述する。
- 「あの人ならどう考えるか」と想像する
その人の立場になりきって思考してみると、自分の意見とは逆の意見に 妙に納得したりする場合がある。これは視野を広げるばかりでなく 人を思いやることを意識できるようになる
Memo: できるだけその人になりきって、自分の思惑を排除して考えることが大切
- 一文を短くする
文章力に自信がないのであれば、短くすることに注力すべき 長ければ長くなるほど文法的におかしくなりがちだから。
Memo: これは日頃から意識できている。 極力短い文章で書くように心がけている。
- 文章が長くなる場合の対策
単純に出来事を時系列で書き綴るのではなく、 伝えたいことを一度切って、前に戻りながら「これはなぜかというと、こうだから」 「その理由はこうなんだ」というように、前に戻って反すうしながら進むべき
Memo: まずドンと大筋を言ってしまって、その理由や根拠、その結果を 振り返りながら書くこと
- 小論文の基本的な文型
四部構成で成り立っている パーツに分けると以下のとおり
「~だろうか」
「たしかに・・・しかし・・・」
「なぜなら・・・」
「したがって・・・」口で何かを伝えようとするときや、ものごとを考えるときの基本型にもなる
- 四つの口癖
「~だろうか」と問題提起する
「たしかに」で反対意見に譲歩しつつ、「しかし」で自説を示す
「なぜなら」とその根拠を述べる
「したがって」で結論に到達する
実際にこの流れで、現状を分析してみる。
実践:四つの口癖
このまま今の仕事で、運用・改修業務に取り組むままで良いのだろうか? たしかに顧客業務や既存システムの仕組みを理解し得るものはたくさんある。 一方で、システムにおける設計や要件定義、その前段の「経営としての情報資産」 という観点が漏れがちである。
なぜならば、日々の業務において、 システム改修や顧客の依頼によるデータ整備といった、 目先の作業をこなす形であり、部分的な理解しかできないからだ。 また、現場視点のシステム利用に囚われて、5年後、10年後の姿を考える機会がほとんどないのも 理由の一つである。
したがって、運用・改修業務のみだけではなく、 システム導入やコンサル、上流フェーズや一からシステムを実装する仕事に取り組むべきだ。
Memo: ・現状の仕事に不満はない ・現状に仕事に不安がある →業務に関する知識(会計・簿記や原価計算)等 ・なぜ、経営としての情報資産に目を向けているのか? →保守要員は将来的にコストの安いオフショアの仕事となる可能性が高い →自分の仕事がなくなる →スペシャリストになるか、業務に詳しいエンジニアになるかの二択 →・・・ うちの会社の特徴ともいえるが、 あまりプログラマを必要としない。 (そんなん外にやらせとけ的な感じ) お客さんとの調整業務を卒なくこなせる人=できるエンジニア という風潮 そんな中で、事実上、保守要員となっている自分が、 今後この会社で、プロジェクトを成し遂げるには、「上流工程」という名の 調整業務に力を入れるしかない。
所感
ところどころ、突拍子のない意見が出てきているが、 これを考えている途中で、色々な思考が発生した。
愚痴というか、うちに秘めている想いがたくさん発生していた。 こんなことを日々考えて、仕事に取り組んでいたのかと認識した。
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