それは、インプットの方法が適切でないから。
昨日の続き。 rinnegrid.hatenablog.com
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2015/04/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読書の方法
まとめて読書するよりも、スキマ時間に読書したほうが「記憶」において有利な点が多いのです
制限時間があると記憶力が高まる
- 漠然と読書するよりも「15分で〇章を読みおえる」等、目標を決める方が高い集中力が発揮できる
- 頑張ればぎりぎり達成できる、ほど良い難易度の課題に取り組むと、よりドーパミンが分泌され、 より集中力が高まるとともに、記憶力も高まる
効率良く「頑張り」を活かす
60分連続した読書と15分の細切れ読書、どちらが効率的か?
- 初頭努力、終末努力を考慮すると、15分細切れの方が効率的
- 初頭努力、終末努力・・・最初と最後の方にインプットされた情報が記憶に残りやすい
- 15分のうち、最初の5分と最後の5分はそれぞれ努力によって高い集中力、高い記憶力で読むことができる
15分を最大活用する
- 高い集中力が維持できる限界が15分。
- 普通の集中力が維持できる限界が45分。
- 同時通訳者の例
- 同時通訳者の世界でも、集中力の持続は15分が限界といわれているらしい。
- 女性が通訳していたと思ったら、途中で男性に変わった・・・という例がまさにそれ
- 15分という時間は、脳科学的に見ても、「きわめて集中した仕事ができる時間のブロック」
- 5分で10ページ読めると仮定
- 15分細切れ合計で、30ページだが、15分連続の場合は、40ページ程度読める こんなイメージでパフォーマンスがよくなっているはず。
睡眠前の読書は記憶の定着に最適
- 寝ている間には、新たなインプットがなされないので、記憶の衝突が起こらず、頭の中の整理が進むため。
- リラックス効果も得られやすい
睡眠には「頭の中を整理する」という役割があります。 ですから、睡眠中に頭の中に乱雑に存在していた情報が整理されて、 朝、目がさめた瞬間に、問題解決法がぽつんと浮かんでいるということがあるのです。 「次に目が覚めたときには、問題の解決方法を思いついている」と強く念じて 眠りにつくと、朝にひらめきが起こりすいそうです。 これは「追想法とよばれ、ノーベル物理学賞の湯川秀樹博士や発明王の トーマス・エジソンなども、この方法を活用していたと言われています。
リファクタリングウェットウェア(オライリー本)や 思考の整理学(外山さん)の本にも似たようなことが書かれていた気がする。
感じたこと
目的意識と時間管理が非常に大事だということが伝わってくる。 限られた時間で、対象から何を得て、どのように活用するのか、常に頭を利用することによって、 漠然とした読書からの脱却が図れるのかもしれない。
以前読んだ、齋藤孝さんの本(斎藤孝の速読術)でもあったように、バッサリと本から得る情報をさばいて、 大切な部分だけ持っていく手法が非常に役立つことを実感している。
Kindle電子書籍で読むことが多いため、読んだその場で、メモを記載するということが 簡単にできない(Kindleのマーカーやメモを利用できるが、使い勝手は手書きより劣る)
マーカーをつけた部分はほとんどの場合が、心に響いた、もしくは頭に残っていることが多いので、 その周辺情報だけをまとめ、あとはざっくりと捨てて、メモとしてまとめることにしている。
全部書こうとするから読書メモがうまくいかなかったのだということを理解できた。 より、望ましいインプット・アウトプット方法を確認できて、読書に対するイメージが変わってきたような気がした。
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