それは、インプットした情報を定期的に振り返らないから。
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2015/04/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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一昨日、昨日に続き、「読んだら忘れない読書術」に関する記事を記載。
ビジネス書1冊、高いのか、安いのか
1冊だいたい1500円。
1500円以上の価値を得ることができれば、「安い」と思うし、1500円以上の価値を 得ることができなければ「高い」と感じるわけです。 「ビジネス書、1500円は高い!」と言う人は、つまりその1冊の本から 1500円の価値を得ていないということを意味します。
自分にとっての気づきが得られない「ハズレ本」を購入してしまっていたら、 当然ながら1500円は高く感じる
当たり本との出会いが圧倒的な成長を引き起こす
多くの人は、本をたくさん読むことに関心がありますが、 何を読むかには関心がない、ということです。 読書は「たくさん読む」よりも「何を読むか」のほうが10倍重要です。
今の自分のステージにあった本を読む
初心者の人に限って、基本的な使い方すら知らないのに、 なぜか「上級のノウハウ」を知りたがるのです。 情報も知識も、今の自分に必要なものを集め、吸収すべきなのです。
守破離を意識する
「守」は、師についてその流儀を習い、その流儀を守って励むこと。
- 基礎を学べる「基本」本
「破」は、師の流儀を極めた後に他流を研究すること。
- 他の人の方法を学べる「応用」本
「離」は、自己の研究を集大成し、独自の境地を拓いて一流を編み出すこと。
- 自分のスタイルを模索するための「ブレイクスルー」本
現在、自分が「学び」のどのステージにいるのか考える必要がある。
※僕の場合
読書をしても、すぐに忘れてしまうことについて問題意識を持った。
基礎を学び、忘れないように読書を実施可能するため、関連書籍を探していた。
どうすれば忘れないのか、流儀を習う・・・と言い換えることもできるので、 自分のフェーズとしては「守」であると考える。
まず入門書から学ぶ
読書をしない人ほど「入門書」よりも、「本格的な1冊」が好きな傾向にある
これはちょっと耳が痛い。
オライリー本とか、中級者向けの本を買っちゃうし。。
人が推薦する本を読む
- なりたい人の本、なりたい人が進める本は大事
※僕の場合 Amazonのレビューは参考にするが、なりたい人が勧める本はあまり読んでいない気がする。
なりたい人がやっていることが、自分自身の目前のタスク、加えてゴールがかけ離れており、 本当にそれに時間をかけていいのか悩んでおり、前に進めていない?
本を読む基準
必ずしもベストセラーを読まなければいけないわけではない。
本を読む基準は、「自分は読みたいかどうか」のはず。
本を選択する時、最後は直観を信じる
直感とは、人間の膨大な知識と経験というデータベースにもとづいて、 無意識下で瞬間的に行われる判断のことです。 読書の場合でいえば、本をたくさん読めば読むほど、 自分にとって「良い本」「役に立つ本」について データベースが充実していくわけですから、直感で正しく判断できる確率が高まっていきます。
数珠つなぎ読書術
参考文献、引用元、原典をフル活用する
「参考文献」に書かれている本は、読んで損のない本が多いのです。 なぜならば、その本の著者が「参考」にした本だから。 つまらない本、役に立たない本は、参考にしたり引用したりもしません。 あなたがある本を読んで「もっと深く知りたい」と思った場合は、 その本の「参考文献」の中から興味深い本をピックアップして読んでいけば その分野の知識がさらに深まるのです。
いくつか本を読んでいくと、参考文献に決まって、名を連ねている本があります。 その領域における「古典」「名著」「代表的な本」である可能性が高いのです。 数珠つなぎで読むのであれば、短時間で何冊もの本を「固め読み」してください。 そのほうが、圧倒的に記憶に残りやすくなります。
目的をもって読書をする
- 本を選ぶ基準
- 広げる読書、深める読書
- 長所伸展、短所克服
- 情報と知識の偏りをなくす
- 読書のポートフォリオ
- 超短期:ネット情報、新聞
- 短期:ノウハウ本(すぐに活用できるノウハウ)
- 中期:仕事術、勉強術についての本
- 長期:思想、哲学、生き方についての本
感じたこと
1500円の本を購入したとして、3週間程度かけて読み、 「読んだ」という事実のみを残して、忘却の彼方に内容を消し飛ばしてしまった経験がほとんど。
1度、最後までいきついただけで満足していたように思う。
しかし、別の本で、2度目も読んでいい(読むのは当たり前)ということを知った。
さらに、必ずしも先頭から読む必要がないということを認識できた。
いつも、
「わからなかったらどうしよう」
「なぜ理解できないのか、じゃあスピード落とせばよいか?」
「でもこんなに遅く読んでたら、いつまでも読み終わらない」
といった形の思考がめぐりながら読書をしているように思う。
速く読めない自分が情けなく思えてきて、結局読書に対して苦手意識を作ってしまっていた。 しかしむしろ速さよりも、深さ、アウトプットの質、記憶事項等が重要となる。
実際に、スキマ時間だけを利用し、この本を4日で読み終えることができた。 本の内容を実践し、まずは1か月5冊の読書とそれぞれの本のIN/OUTを目指したい。
アウトプット方法については、Kindleアプリで、ラインマーカー機能を利用し、 気になった部分には色をつけている。
その部分を中心として、その前後から情報をピックアップし、 この記事のようにアウトプット的なことを実施している。
やってみてわかったことは、「全部は書けない」ということだ。 やはり昨日も書いたように、「情報をばっさりと捨てる」ことも大事だと実感した。